今まで心理学を学んだり、癒しにも取り組んできましたが、 そういう場合も受講する価値があるでしょうか？

A.確かに、問いの答えは、すべて「内側」にあります。ただ、私はそのことは知っていても、「内側」からの引き出し方が分からなかったのと、なんとか答えが見つかったとしても、結局のところ「現実」が変わらず苦しみが続いた、という過去があります。今は、情報が溢れるほどある時代ですので、知識として知っているし、頭で理解はできても、関係性が変わらない、現実が変わらない、ということを体験している方は多い、と感じています。

時代の流れを見ていて、今の時代「自分」を抑え込むのが難しい時代になってきた、と感じます。もっと自由に生きたい、もっと自分を表現したい、という欲求が高まってきていると思います。それは、わがまま、というより、魂の欲求からのものも多い、と感じます。でも、目の前には、変わりそうにない「現実」が横たわっている。。やっぱりこんな欲求は抑えて、「我慢」「忍耐」しなくては、、、あるいは反対に、もう我慢できない！好きなように生きてやる！（笑）もちろん、それも人生としてドラマティックで面白いと思いますけれど、目の前の赤ちゃん、子どもたちがいる方は、すべてを放り出すことは本心で望むところではないかもしれませんし、反対に、我慢や忍耐で抑え込んでいるものは、いずれ爆発するのは目に見えていますし、それだけのものを抱えながら生きることは、自分の心も体も痛めつけているに違いありません。それは本当に望むことでしょうか？

そのためにも、人生や世界の全体像、自分自身の今の現実を把握して、大切なものとそうでないもの、諦めたはずだけれど、本当は望んでいたこと等々を紐解く必要があります。その上で、不要なもの、自分自身ではないものを手放し、痛みを癒していくことで、本当の自分自身とつながり、人とつながり、より自由に、より幸せに、より豊かに、より愛が溢れる人生を自ら創っていくことができるところを目指していけるようになります。

今の目の前の現実からすると、「本当かな？」「本ではよく書いてあるけれど・・」と思われるかもしれません。あるいは、人によっては、「それはもう諦めてるの」「そこは期待してないからいい」「だいたい幸せなので、大丈夫です！」という方もいます。私も、かつてそう思っていました。「子どもたちさえ幸せなら」「自分もそこそこ幸せなら」「今ある毎日に感謝！」でも、本当は違っていました。もちろん、現状を受け入れ、感謝することは本当に大切なことです。ですが、それは、本当はもっともっと幸せになれるはずなのに、謙虚さ、と表裏一体の「諦め」でもあったことを明確に指摘してくれたのは、癒しのメンターでした。

「癒されていないところが問題となって、人生が追いつく」とメンターは言います。癒されていないところが癒されるよう、現実での「問題」となって現れる、ということ。それは、人生のステージが上がっても、同じこと。

自分の幸せをそこそこで諦めて、自分をごまかしながら生きていくより、その仕組みを追求して解明したことで、もっともっと素晴らしい現実を用意してくれていました。 何かを諦めて何かの幸せを得る生き方ではなく、子ども、パートナー、両親、友人たちとつながる（connect）ことで、本当に自由に幸せに、豊かに生きていくことができるという、私からの１つの提案を、このタイミングで受け取っていただければ幸いです。